公式戦5試合勝ちなしの名古屋。永井謙佑の第一声は「チームが勝っていない。自分自身、得点も取れていない」というものだった。 FWへポジションを移してからはチャンスに絡む回数が明らかに増加。永井自身にも「いい方向には向かってる」という感触はある。しかしゴールが、勝利が遠い。
前節・湘南戦では、決定機を逸したことで「今日は俺のせいです…」と肩を落とした。その決定機もどちらかと言うと、湘南GKアレックス・サンターナの好守に阻まれた不運な印象が強かったが、「運も実力のうち」と意に介さない。運は自分でたぐり寄せる。
「それも含めて、(チャンスに絡むプレーを)自分で継続してやっていくこと。そこで1本入れば気持ちもラクになる」。
いま、名古屋の誰もが口にする「順位を一つでも上げる」という言葉。今節・仙台戦、プロとしてのそれを成し遂げる手段は、“ゴールを奪って試合に勝つ”ほかにない。
名古屋の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(名古屋担当 村本裕太)
2013/10/16 18:01