「ここから新たな米倉の成長が見られると思う」。
第三者が言ったように聞こえるが、これは米倉恒貴本人のコメントだ。果たして何が新しくなるのか。きっかけは前節の京都戦。米倉はゴール前で不用意に飛び込んで山瀬功治にドリブルでかわされ、失点を招いてしまった。
「SBとして失点に絡んだのは初めてだった」という米倉は、「あれはやってはいけないプレー。いくらそれまで良いプレーをしていたとしても、DFは失点に絡んだらパー」と猛省する。しかし、米倉は決してネガティブに捉えているわけではない。
「失点に絡むことで1点の重みを感じることができた。それは前でプレーしていると感じられないこと。失点に絡むことで守備に対する気持ちが強くなったし、練習でも意識するようになる。この経験はデカいし、良い経験をさせてもらった」。
今節の東京V戦、新たな米倉がどんなプレーを見せてくれるのか。攻撃面だけではなく守備面でも注目だ。
千葉の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(千葉担当 菊地正典)
2013/09/19 22:12