天皇杯2回戦で対戦する関西大にはかつてG大阪ユース時代に松波監督も指導した田中裕人選手らが在籍。「因縁の対決」として注目を集める一戦でもありますが、松波監督が楽しみにしているのは、関西大を率いる島岡健太監督との「再会」でもあります。
高校サッカー選手権の歴史に残る1991年の四日市中央工業対帝京による決勝戦は両校同時優勝という結果に終わりましたが、松波監督が2年生だった当時、島岡監督は四日市中央工業の3年生。小学校時代から対戦歴があるという島岡監督について「関西大で監督をしているので、よく話もするし、食事にも行く。素晴らしい監督です」(松波監督)。
2日に行われた関西ステップアップリーグでも、サブ組主体のG大阪は島岡監督率いる関西学生選抜と対戦し、この日は4対0でG大阪が圧勝。監督対決の前哨戦は制している格好ですが、天皇杯2回戦の結果は果たして――。ともに選手として戦った選手権の決勝戦から、22年の時を経て若き監督対決が、天皇杯で実現することになります。
(G大阪担当 下薗昌記)
2012/09/07 18:02