前節、鳥栖戦で辛勝した名古屋。苦しい展開の中、東アジア杯の代表メンバー発表を前にして、この試合の3ゴールすべてを演出したのが田中マルクス闘莉王だった。
周囲の代表復帰待望論が高まる中、15日の代表発表にその名はなかった。しかし日ごろの練習から見せるプレーは圧巻の一言。16日はレクリエーションゲームだったが、さりげない一挙手一投足には技術の高さが凝縮されていた。
代表についての質問が飛ぶと、「期待してた?」と闘莉王。今回の招集についてはないと思っていたのか、自身のことはほとんど語らなかったが、「若い選手が呼ばれたのは良いこと。A代表に負けてない選手はいっぱいいるよ」と“次世代”の台頭に期待を寄せた。
当然ながら視線の先は、今節・大分戦に向けられている。「鳥栖戦みたいな戦いしてたら負けるよ」とチームの手綱を締め直した闘莉王。大分戦でも“代表級”の活躍を見せてくれることだろう。
名古屋の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(名古屋担当 村本裕太)
2013/07/16 19:14