今節の対戦相手である大宮に就任したばかりのズデンコ・ベルデニック監督ですが、広島には指導を受けた選手が多く在籍しています。森保監督と中島選手は仙台時代に指導を受け、佐藤選手は千葉時代と仙台時代の二度にわたって指導を受けました。
現役選手としての最後の監督がベルデニックだった森保監督は、「やりたいサッカーのコンセプトがしっかりとしていて、ミーティングでの言葉の伝え方がすごくうまかったなという印象があります。しっかりと組織的な守備をしてくると思います」と、ベルデニック監督が指揮する大宮像を思い浮かべていました。
そして、プロをはじめたばかりに指導を受けてキャリアの足場を固めた仙台で指導を受けた佐藤選手は、「日本人とは違う考え方とか、いろんなことを教わった監督。Jで敵としてやるのはなんか複雑な想いもあります。あれから成長した姿を見せられたらと思う」と、かつての指揮官への想いを語りました。
森保監督は広島の監督となり、佐藤選手は広島のエースとなって得点ランキングのトップに立ち、8年ぶりにJで指揮を執るベルデニック監督と再会する今節。かつての教え子たちはベルデニック監督の前でどんな采配、プレーを見せてくれるでしょうか。
(広島担当 寺田弘幸)
2012/06/21 00:00