昨年の全国高校サッカー選手権で、帝京長岡高校をベスト8に導く活躍を見せたMF小塚和季。足元のうまさは抜群だが、それだけでは通用しないことを実感している。
一番感じているのは、動き出しの違い。「相手の逆を取ったり、チェックの動きも必要。高校のときはそれが必要なかったので」。
悩めるルーキーを気にかけているのが成岡翔。「選手として同じタイプだし、俺も新人のとき苦しかったから気持ちがわかる」と、声をかけてくれるそうだ。
アドバイスを受けたのは、「相手を見る」ということ。ただボールを呼び込むだけでなく、まずは相手とスペースを見て、どこでボールを受ければ奪われにくくなるか。それを考えてから動き出すようになった。
相手DFに吹き飛ばされることもしばしばあり、フィジカル面も課題。「体幹も鍛えています」。プロのサッカー選手として、少しずつ努力と成長を積み重ねているところだ。
(新潟担当 野本桂子)
2013/05/08 20:36