第9節の北九州戦で負傷し、チームを離脱していた小川慶治朗が福岡戦でピッチに舞い戻った。この試合を振り返り、「決定機を外したことに尽きる。ドンピシャでGKに行っちゃった」とうなだれた小川。そのリベンジの舞台が、6日に迫ったG大阪との首位攻防戦だ。
「勝つイメージはできている。チャレンジしたい」。
果てなき運動量とピッチをつんざく速さを武器に、激闘必至のマッチアップを控えた若武者のモチベーションは高まるばかり。
「関西ダービーはサポーターの方のモチベーションが高い。勝たないといけない。ジュニアユースのときから、関西のチームはガンバというのがあった。それをいつか覆してやろうと思っている。それが今年から始まると思ってやります」。
髪は金色に染められていないが、疾走を受けて逆立つニューヘアーは、ライオンのたてがみのごとく神々しい。“金色のライオン”のチャントにのせて、小川がノエビアに歓喜をもたらす。
(神戸担当 小野慶太)
2013/05/04 20:17