27日、J1第31節・鹿島戦に向けて練習を再開したC大阪。2部練が1部練になったことで二つのメニューが組み込まれた練習は、見守ったユン・ジョンファン監督も、「いい競争ができています」と話す、密度の濃い、集中した内容となった。
FC東京に勝利した前節について、指揮官は、「勝ったことは大きかったけど、ミスが多かった。もちろんミスはあるけど、ボールの取られ方がよくない。いらないミスは減らすことが大事。そこは意識させないといけない」と振り返り、勝って兜の緒を締めた。
また、ここに来て、自身の去就に関する報道も目立つようになってきた。単刀直入に、来季について問いかけると、「僕に聞くより会社に聞いてもらえればと思いますけど」と苦笑したあと、「(今のところ)何も話はないですね。『シーズンが終わってから』という話もありました。先はどうなるか分からないけど、プロらしく、やるべきことをしっかりやって、最後まで戦いたい。それが自分のためにもなるし、クラブのためにもなる。セレッソのレジェンドとして最後まであきらめずに戦うことが一番だと思う」と話したユン・ジョンファン監督。
就任以降、選手たちに「最後まであきらめずに戦い抜くことの大切さ」を説き続け、昨季はクラブ初のタイトル獲得を含めた2冠をもたらした桜のOB監督。その教えを自身の胸にも刻み、まずは今季の残り5試合、1戦1戦を最後まで全力で戦い抜く。
(C大阪担当 小田尚史)
2018/10/27 16:28