先日から、FWズラタンの姿が浦和のクラブハウスにある。
かねてからの腰痛の治療で母国・スロベニアに戻っていたズラタン。「腰の痛みはけっこうあった。一時的に取り除くことはできたが、今後もっと現役をやっていきたいと思っているので、しっかり治そうと。そういう気持ちをもってリハビリに臨んでいた」と離脱の経緯を自ら明かした。そして先週より、日本に戻ってきた。
現在、浦和の外国籍選手はDFマウリシオ、MFマルティノス、FWファブリシオ、そしてアジア枠のFWアンドリュー・ナバウトとFWズラタンと5名が在籍している。試合に登録できる上限は外国籍枠3名+アジア枠1名。つまり、ズラタンは上記選手たちとの争いが待ち受ける。
また、マウリシオ以外は、全員がアタッカーでもある。まだ練習合流は先になるが、「いち早く戻って新しい監督のもとでやりたい」と意欲的なズラタンは、他選手とも特徴は異なる。中村修三GMもズラタンの処遇について以前、「彼には期待している。契約もまだ残っているので」と話していた。6月末から練習参加していたポルティモネンセのMF亀倉龍希も先々週限りでチームを離れており、このメンバーの中でズラタンは競争に挑んでいくことになった。
日本の酷暑対策として「友達の美容師に切ってもらった」と短髪にし、前髪を少し明るくさせたズラタン。完全復帰が待たれる。
写真:田中直希
(浦和担当 田中直希)
2018/07/26 18:31