今週末、大宮は岐阜と対戦する。横谷繁にとって、岐阜を率いる大木武監督は京都時代に師事した恩師でもある。「岐阜も大木さんのスタイルになってきていますし、自分の中で衝撃を受けた監督の一人でもあります。そういう人と対戦できるのは楽しみでもあり、幸せに感じます」と横谷。京都を離れてから、公式戦で相まみえるのは初となる。
「意識はしないですけど、当時やっていたサッカーをいまの岐阜でもやっているのかなという、相手の気持ちが理解できる中で対戦相手になります。やりながらその楽しさを感じながら、崩せたらなと思います」(横谷)。
京都時代と現在の岐阜ではメンバーも異なり、横谷も「少しずつやり方も変わってきていると思います」と見る一方、「大木さんの人柄とかはあまり変わっていないと思います。その言動の一つひとつが耳に入ってくると思うので、『ああ、言ってるな』と思いながらやりたいと思いますね」と楽しみなポイントを語った。
チームとしては2試合勝利がなく、横谷もなかなかゲームに絡めていないが、「サブや試合に絡んでいない選手がよりアグレッシブに取り組むことによって、底上げというかチームの雰囲気もよくなる」という意識をもって継続的に取り組んでいる。3試合ぶりの勝利という形で、“敵将”となる大木監督に成長を示したい。
(大宮担当 片村光博)
2018/05/16 17:11