
2018シーズンの明治安田J2リーグが2月25日に開幕。今季から山口を指揮する霜田正浩監督が、いよいよJの舞台で監督デビューする。
1月14日に始動した山口。熊本とタイでのキャンプを経て、新しいチームづくりはここまで順調に進んだ。霜田監督が掲げる「攻撃的で情熱的なサッカー」を体現すべく、チームはハードな練習に取り組んでいる。練習での同監督の指導は明確で、「グッド」「ナイス」と選手に声を掛けるシーンも多い。
霜田監督について、チーム最年長の坪井慶介は「ブレない部分と、臨機応変にやっていい部分をしっかり区別してくれる。選手として非常にやりやすい」と話し、主将を任された三幸秀稔も「伝え方が分かりやすい。練習では攻守においていろいろな見方・考え方ができる言葉をかけてくれる」と厚い信頼を寄せる。
開幕戦を3日後に控えた2月22日の練習後、霜田監督は落ち着いた様子で「今の心境は、どのくらいできるか楽しみな気持ちと、ホームでの開幕戦なので勝ちたい気持ちがあって『勝たなきゃいけない』と自分で自分にプレッシャーをかけている部分が半分ずつ」と話した。
対戦相手・熊本の分析も入念に行っており、「相手の強固な守備を打ち破るには、前向きな矢印をもっと太くしていかなければいけない」と熊本の守備力を警戒する。
「練習してきたスタイルを出して、目指しているサッカーで勝てれば最高。だけど何よりも勝つことを優先して、90分間ゲームコントロールしたい」とも話し、静かな闘志を燃やして初陣での勝利を目指す。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/02/23 16:54