J2第35節・福岡戦で山口のMF髙柳一誠が約4カ月ぶりに先発出場を果たした。リーグ戦では5月21日の第15節・山形戦以来となる先発出場。ボランチで最後までプレーし、「最終ラインとのバランスや、(同じくボランチを務めた)宮城選手とのポジショニングを意識した」と話す。
試合は終了間際に1点を返したが、1-2で敗戦し、勝ち点を積み上げることはできなかった。渡辺広大が負傷で退いたあとはキャプテンマークを巻いて奮闘したが、「守備がハマらない時間もあって、その辺りはもう少し自分のところでオーガナイズできれば良かったと思う」と厳しく振り返る。
次節の対戦相手・名古屋には、広島時代のチームメート、佐藤寿人が所属している。佐藤も前節は先発出場しており、前半戦では叶わなかった二人の対決が実現するかもしれない。
「久しぶりの対戦となれば楽しみ。佐藤選手は点を取る能力は飛び抜けていると思うし、一瞬も目を離してはいけない選手。個人的には(佐藤への)パスの出し手にプレッシャーを掛け、前を向かせないようにすることを意識したい」と警戒する。
「自分たちは点を取る力も取り返す力もあると思うので、試合序盤からゲームの流れをつかめるようにしたい」と意気込む。
写真:田辺久豊
(山口担当 田辺久豊)
2017/10/05 18:11