
熊本は14日、清川浩行監督および財前恵一ヘッドコーチの解任と、池谷友良新監督の就任を発表。同日、熊本市東区のクラブハウスで記者会見を行った。
飯田正吾チーム統括本部長によれば、1カ月ほど前から検討した結果、池谷氏が持っているクラブへの熱量や、チーム状況を把握していることから、内部昇格や外部からの後任監督招聘よりもリスクが少ないと判断したという。
池谷氏の現場復帰は、当時指揮を執っていた吉田靖監督を解任して監督代行となった13年以来4年ぶりで、今回はクラブ社長の職を辞しての監督復帰となる。記者会見で池谷氏は次のように述べた。
「社長として今回こういう状況に至ったということ、ここにすごく責任も感じていますし、修正、浮上、改善というものを目指してこの1カ月やってきました。その中でなかなか思うように進んでいかず、最終的に強化からの提案を含めて、クラブとして監督を代えるという決断をしました。4年前は、代行を半期やったら社長に戻るという中で指揮を執ったんですけど、今回は社長の座を退いて現場一本でやらせていただくことにしました。それは選手、スタッフ、前監督、コーチに対するリスペクトでもありますし、選手と対峙する中では同じ状況でやるべきだろうという決断。一番変えなきゃいけないのは、やっぱり負けに慣れているというそのメンタリティーだと思います。そのこだわりを僕自身が誰よりも強く持ち、いろいろな部分にこだわって、選手とともに歩んでいきたいと、いまは思っています」
今節の徳島戦が復帰戦となるが、そこまでの数日間で、選手たちの戦う気持ちを再び奮い立たせる。
写真・井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)
(熊本担当 井芹貴志)
2017/06/14 19:34