大宮のMF岩上祐三にとって、味の素スタジアムでのFC東京戦は良いイメージがある。大宮加入初年度だった昨季の開幕戦、69分の決勝点によってチームのスタートダッシュに大きく貢献した。今季は開幕戦・川崎F戦に敗れて再起を図るタイミングで今節・FC東京戦、味スタに乗り込むことになる。
「その(昨季の決勝点の)イメージを大切にしてやっていけたらいいかなと思う。FC東京はキャンプの練習試合でもやっているし、移籍してきた有名な選手も多いので、その中でどれくらいできるかは楽しみ。ウチらは絶対に勝たないといけないので、勝ちを目指してやっていければと思う」
開幕戦の敗戦により「次に勝つためには相当なエネルギーを使うと思う」と見ている岩上だが、チームが見せたアグレッシブな姿勢には手ごたえもある。「サポーターの後押しが一番大きかった。そこは良かったと思う」。一方でゲームコントロールの欠如は課題として残り、改善に取り組む。
「体力の部分で持たなかったというのもあった。開幕戦独特の難しさが出てしまったゲームかなと。でも開幕戦を経験しているので、第2節ではある程度コントロールできると思うし、うまい試合の入り方ができればいい」
本来のダイナミズムに加え、キャンプからゲーム全体をコントロールする力を見せてきた岩上。昨季に続いて味スタでの勝利を引き寄せたい。
(大宮担当 片村光博)
2017/03/01 20:05