7日、鹿島でトレーニング中の内田篤人がカイオの移籍に言及し「“中東への移籍=悪”みたいな考え方はやめてほしい」と訴えた。
初めてカイオを見たときから「いい選手だな、と思った」という内田。「欧州でプレーすることに興味はないの?と聞こうと思ってたら決まっちゃった」と、少し寂しげな表情も浮かべつつ、次のように語った。
「中東に移籍するとお金、お金と言われてしまうけど、僕は少し違うと思う。選手を評価する基準の中で一番分かりやすいのがお金。どの国でプレーしようが、どのクラブでプレーしようが、その選手をどれくらい評価しているかはお金でしか計れないから」
確かに、サッカーの移籍マーケットはFIFAの管理の下、若干のローカルルールは存在するものの、ほぼ統一されたルールに則り動いている。その選手にどれだけの価値があるかを客観的に示すのがお金の多寡。それ以上もそれ以下もないのかもしれない。
文:田中滋(エル・ゴラッソ鹿島担当)
(鹿島担当 田中滋)
2016/07/07 17:17