前節(明治安田J2第22節)・札幌戦(3○2)で横山知伸がCBにポジションを移す際、ベンチ付近で塩田仁史と話し込む姿が見られた。「ライン設定とか前の追い方とか『どうかな』という話をした」と横山。塩田に対するチームメートの信頼を象徴する場面だった。
塩田が横山に伝えたのは、システム上のミスマッチへの対応のディテールだったとのこと。「ヨコ(横山)に『いま、どうすか』みたいな感じで言われたから『いまはこうなんじゃない』っていう話をした。ヨコはイニシアチブを取ってゲームを作れるから、そういう話は結構しますね」(塩田)。その後、1失点はしたものの、チームは2点差をひっくり返して逆転勝利を収めた。
J2第21節・長崎戦(1○0)の試合後も、横谷繁が決勝点となった直接FKについて、「シオさんのおかげです」と塩田のアドバイスがあったことを明かした。自身が最高の準備をするだけでなく、最高のサポートを続ける背番号21。その存在感は絶大だ。
(大宮担当 片村光博)
2015/07/11 09:02