サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA

　18日、岐阜にまた一人、救世主が加入した。清水からの期限付き移籍が決まった柴原誠だ。19日にはさっそくチームの練習に合流し、同い年の清本拓己らと会話をかわしながら居心地良さそうにプレーしている。

　そんな柴原は出場機会を求めての移籍となったが、もうひとつの理由がある。
「行徳浩二さんが監督をやられていたことが自分にとっては大きかった」。
　清水ユース出身である柴原にとって、清水ユース監督の経験がある岐阜の指揮官との縁は旧い。

　行徳監督が「ユースで（監督を）やっている時に試合に出していた。中2ぐらいで」と話したとおり、当時中学生だった柴原を“飛び級”で抜擢。「自分のプレーを知ってくれている」（柴原）のだ。

　この日は、いきなり紅白戦の2本目と3本目で主力組に抜擢された。このことからも分かるように、行徳監督は「仕掛けができる選手」として“教え子”に大きな期待を寄せている。