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　あさって20日16時より、広島はクラブワールドカップ3位決定戦・広州恒大戦に臨む。今日18日収録、練習後の選手コメントをここで紹介する。（取材：寺田 弘幸）

■DF 33 塩谷 司
何やってるんですかね、バーチーは（笑）
——準決勝・バルセロナ対広州恒大の試合が終わり、3位決定戦の相手が広州恒大に決まったが？
「17日の試合はバルサのすごさばかりに目が行きましたけど、広州恒大の選手も個の能力は高い。でも、組織的にチーム全員で高い意識を持ってブロックを作っていくことはいつもと変わらない。どこのチームが相手でもやることが変わるわけじゃないですからね」

——千葉が出場停止になる。3バックの真ん中をやることになりそうだが？
「ホント、何やってるんですかね、バーチー（千葉和彦）は（笑）。ちょっと役割は変わってくると思うけど、しっかりとボールを受けてどんどん動かして、守備のときはしっかりと連係を取っていきたい。誰が出るか分からないけど、誰が出てもしっかりとやれるのは今のチームの良さだし、シンプルに自分のできることをやるだけかなと思っています」

——広州恒大はこれまで、日本のチームを次々と倒してきている。やってみたい気持ちもあった？
「それはありましたね。ACLで日本のチームが敗れていって、『自分たちがやったらどうなるんだろう』って思っていたし、決して負けているとは思っていないので楽しみですね。けが人がたくさん出てしまっているので、できればメンバーもベストな状態でやりたいって思いもありますけど、いるメンバーでどれだけできるか楽しみですね」

——ここまで試合が続くと体だけじゃなくメンタルもきつい？
「体は正直ちょっときついなと思うところもありますけど、こんな素晴らしい大会に出場できて、世界の強豪と試合ができている。決勝まで行きたかったけど、3位決定戦・広州恒大戦をしっかりと勝って、世界3位を目指す高いモチベーションでできているので、メンタルの部分はぜんぜん問題ないです」

——正直、バルセロナとやりたかったですか？
「そうですね。試合を見ていて、もう言葉が出なかった。ああなったら、プレスに行けないですもんね。メッシもネイマールも出ていないであれだった。挑戦してみたかったです」

■FW 29 浅野 拓磨
もう勝つことしか考えていない
——バルセロナと広州恒大の一戦を観戦した感想は？
「バルセロナのボール回しはうまく、クオリティーの高さは見ていても十分に感じました。でも、やってみないとどういうレベルなのか分からない部分はあります。広州恒大はなかなかうまくいってなかったけど、対戦するとうまくいかないんだろうなって思います。見ていて、バルセロナのほうがレベルは上だなと思いましたけど、広州も力はある。しっかりといい準備をしたいと思います。もう3位しか目指すものはないですけど、しっかりと勝って世界の3位になることはチームの財産にもなると思いますし、僕としても自信になるので、しっかりと3位になって終わりたいと思います」

——広州恒大の印象は？
「一人ひとりのレベルが高いことは分かっています。これからミーティングもあると思いますけど、やってみないと分からない部分もあるので、試合に入って相手の特徴を感じながら自分の特長を出していければなと思います」

——広州恒大とは来年以降もアジアの舞台で戦う可能性もあるが？
「もう勝つことしか考えていないです。しっかりと自分たちのサッカーをして勝つことができれば、それがチームの力となって、今後アジアの大会に挑むときに生きてくると思います。そのためにもまず、3位決定戦・広州恒大戦でチームとして100%の力を発揮して勝利で終わることができればなと思います」

——午後にリオ五輪最終予選のメンバーが発表されるが？（取材は発表前。浅野はメンバーに選ばれた）
「特にそこは意識していないです。いまはチームとして100%頑張りたい。まずはこのチームでしっかりと自分のできることをやって、最終予選のメンバーに入ることができれば、チームでやってきたことをしっかりと出せればと思います。自分がいま、経験していることはすごく大きなことだと思いますし、自分の力になっていると思います。最終予選のメンバーに入れば、経験できたことをしっかりと発揮して、（チームの）中心になって戦っていかないといけないと思っています」