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　今節・愛媛戦に向け、岡根直哉はある思いを抱いている。

「瀬沼（優司）、（藤田）息吹、ウチ（内田健太）は清水で一緒やったし、木山さん（木山隆之監督）も清水一年目のコーチ。トレーナーの方も山形で一緒にやっている」

　なかでも、瀬沼、藤田、内田とは「みんなで苦しみながらも『一緒に頑張ろう』とサテライトで一緒にやっていた」仲。当時の“ゴトビ・エスパルス”ではなかなか出場機会を得られず、必ずしも良いときばかりを過ごしたわけではなかった。

　あれから数年、それぞれが新天地で自分を磨き、いまのチームで奮闘している。「みんな良い選手だし、いまは愛媛の中心やと思う」と語る岡根もまた、前節・千葉戦（1○0）では値千金の決勝点。J2残留に向け、大きな一勝に貢献した。

　だからこそ「お互いに良いプレーができればいいなと思う」と背番号20。もちろん目指すのはチームの勝利だが、それは愛媛の3選手も同じだろう。