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　5日の天皇2回戦・福岡戦で今季公式戦初スタメンとなる上村岬。「ここでアピールできれば」と意気込みを語る。

　大卒2年目のMF。今季は第5節・栃木戦（3○0）でプロデビューを飾ったが、それ以降はリーグ戦出場から遠のき、ベンチ入りもできない日々が続く。

　それでも、自分自身の課題と向き合い、練習を積んできた。「この1年半、連動する守備や切り替えのところだったり、自分に足りないものがある程度できるようになってきた。ハードワークを見せたい」（上村）。

　献身的な守備を誓い、その上で、攻撃では持ち前のパスセンスでリズムを作る。さらに、「自分はアシスト役というイメージが強いかもしれないが、ゴールも狙いにいく」と力強く宣言。試合前日には居残りで直接FKを蹴り込み、正確なキックでゴールネットを揺らしていた。

「失うものは何もない」と上村。カップ戦でどこまでアピールできるか。