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　前節（明治安田J1・2nd第3節）の甲府戦（0●2）でJ1初出場を飾ったのは武田英二郎だ。

　2点のビハインドを追う後半74分から出場した武田は、チームの勝利には貢献できなかったものの短い時間で精力的な動きを見せた。プロ5年目での初出場となった武田は「一試合だけど5年目でやっとJ1に出られたな、と思うところはあったけど、でもこれで何かが変わるわけではない。次はスタメンで、得点に絡んでという気持ちになっている」と、一つの目標に到達したことで、新たな目標をまた定めることができたようだ。

　一方で冷静な自分とは違い、周りからの反応は予想以上だったという。「自分が1試合出るだけでもこれだけ言ってくれる人がいることを感じた。それだけ5年間、周りの人を不安にさせていたのかなと。ここからまた頑張りたい」と気持ちを引き締めていた。

　今節は前所属の福岡に近い鳥栖での試合。知り合いも多く来ることが予想されるが、武田は「まずは練習から取り組んでいかないと。集中してまずはメンバーに入れるようにしていきたい」と、今節でのメンバー入りへ意気込んでいた。