右がGK河田で、左がテニスボーイ・佐藤副務。練習の様子を見ているとGKの反応する能力の凄さに驚かされる。
全体練習後、若手は当然のこと、コンディションがいいベテランも自主練習をすることが多いが、新加入で再加入のGK河田晃兵は独特の練習をする。佐藤秀樹副務をトレーニングパートナーにし、約8メートルの距離から彼にテニスボールを打たせてそれに反応するという練習を行っている。
最初は佐藤副務が空振りする場面もあったそうだが、だいぶんテニスに慣れてきてサッカーのピッチでラケットを持つ姿にも違和感がなくなってきた。今では河田が求める、飛んで伸びきった手の先ギリギリに打ちこめるようになったそうだ。
「中学時代にやったことがある練習で、当時は硬式テニスのボールを使って痛い目に遭ったので、今は軟式のボールです(笑)」(河田)
貧打に喘ぐチームにとって最後の砦・GKのスーパーセーブは希望の光。GKのレギュラー争いは激しいが、河田がチームを助ける日は必ず来るはずだ。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/04/10 20:20