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　ピッチに水が溜まる程の雨天での練習中、藤原広太朗に目をやると昨季よりも一回り大きくなった体が目立つ。練習後に話を聞くと、「筋トレを精力的にやっているからだと思います。今年はカルロス（フィジカルコーチ）が筋トレも意識高くやらせてくれることもあって成果が出ているのを感じています」と言う。

　一昨年末のオフ期間中に受けた左肩手術のリハビリ期間を除き、この2年間でほとんどの試合に出場してきた藤原。今季は未だ出場機会はないが、藤原自身に焦りはない。逆に「年間通して怪我をせずにコンディションを維持することが大事だと思っていますし、出場していない時ほど筋トレのようなトレーニングもできます。常に自分が足らない部分を意識してやれているのは良いことかなと思います」とプロ3年目とは思えない落ち着きを見せる。

　きっと、この冷静さと課題解決に向き合える向上心を持ったメンタリティが藤原の強みなのだろう。