[福岡]見せられるか、福岡の意地。指揮官は情熱を選手に要求

　松本の昇格が懸かる今節だが福岡には昇格阻止に意気込む選手が2人いる。1人は酒井宣福。「相手の優勝が懸かっている状況で仙台、横浜FMと戦って2度とも阻止している。今までの経験上、優勝は阻止してきているので相手に何かが懸かっているときは自分の中では強いのかなって思ってます」と前向きに語っている。

　そして、もう1人は神山竜一。03年に新潟が初昇格を懸けて福岡へ乗り込んできた試合で新潟を破り、昇格を阻止した経験を知る唯一の選手である。神山自身はスタンドからの観戦だったが「あのときは新潟のサポーターがたくさん来ていたけど目の前で昇格を阻止したので今回もレベスタで昇格させないようにしたい」と気合いを見せていた。

　試合前日となったこの日のミーティングでは試合当日が誕生日となるマリヤン・プシュニク監督自ら、その話題を切り出し、「誕生日プレゼントはいらない。選手たちの情熱が欲しい」と発奮を促したとのこと。福岡の情熱で松本の昇格阻止となるか

（福岡担当杉山文宣）

2014/10/31 20:04