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　甲府が次節で対戦するG大阪は、中断期間中にパトリックを獲得した。昨季の後半戦は甲府に在籍し、残留にも大きく貢献したFWである。

「分かっていてもやられちゃうような、引き裂くようなモノを持っている」と城福浩監督が語るように、そのパワーと走力は圧巻。先発か途中出場かは定かでないが、選手たちも彼の存在を念頭に置いている。

　パトリックの必殺技は、相手のアプローチを振り切ってはね飛ばす強さ。山本英臣が強調するのは「行くときは行く、行かないときは行かないでボールコントロールのところを狙う」というメリハリの効いた守備だ。

「『あー、すげぇな』なんて後ろで見ていた」という青山直晃は、恐怖より期待が大きいようで、「あれを実際に味わうと、どうなのか味わってみたい」と、対戦を心待ちにしていた。