15日、来季もC大阪の指揮をレヴィー・クルピ監督が執ることが、クラブより発表されました。引き受けた要因について、16日、指揮官は以下のように話しました。
「一番大きかったのは……(じゅうぶん、間を置いて)お金です…(空白)。ジョウダン!(笑)」
報道陣も、しばしの間、(笑)。気を取り直して、再度、質問。
「来季に向けて、ヤンマーの方と話をした時に、『来季は上位3チームに入る、優勝する、という高い目標を持って臨む』という意見で一致しました。それが引き受けた一番の理由です。指揮を執る上でのモチベーションが上がりました。一言で言うと、“勝者と呼べるチームを作る”、ということですね。日本人、外国人を問わず、今いる選手、新たな選手、全てにおいてレベルアップを成し遂げようという、強い意志です。そのためには、ある程度の“投資”も必要になります。そういったことも、クラブとしてバックアップしてもらえる、という話もありました。来季はクラブハウスも舞洲に移転します。クラブのメンタリティーを変えていくチャンスです。スタッフ、選手に対する要求も当然高くなりますし、サポーターの方も厳しく要求してほしい。そして、われわれを後押ししてくれるサポーターの数をもっと増やしたい。クラブに関わる全ての人たちが、高い目標を持って臨むシーズンにしたい、ということです」
やはり、「勝てる(優勝できる)チームを作りたい」というクルピ監督の要求に対し、クラブ側から、「最大限バックアップする」という確約を得られたことが大きかったようです。
また、今週は、クルピ監督の夫人、マリリアさんも来日されました。
「夫人との話し合いの中で、決断した部分もあったのですか?」という質問には、
「話し合いというより、彼女からは一言、『残れ』とだけ言われました。『クレジットカードだけ置いてくれればいい』、と。僕は彼女に、『カシコマリマシタ』とだけしか言っていません(笑)」と話し、ペコリと頭を下げるしぐさをしました。
クルピ監督も頭が上がらないマリリア夫人の理解もあり、今回の決断に至ったようですね(笑)
(C大阪担当 小田尚史)
2012/11/17 11:18