サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 BLOGOLA

　前節のホームでの讃岐戦にて、一部の愛媛サポーターが讃岐について掲げたゲーフラが話題になっている件に関し、石丸清隆監督が口を開いた。

「やる必要がないことだった。サッカーは相手がいないとできない。相手がいて初めて試合が盛り上がるモノ。相手が同じ四国のチームなのだから、それはなおさらのこと。その相手に対し、ああいう行為をしたことは残念としか言いようがない。選手たちにとってもそうだが、相手を見下す意識は持つことがあってはいけないし、常にリスペクトはしないといけない。そうでないと良い方向に行かない」と現場サイドでの見解を述べた。

　また、主将の吉村圭司は「讃岐の人たちには大変申し訳なく思う」とチームを代表して謝罪の気持ちを述べると同時に、「同じサッカーをしている仲間に対して、ああいう中傷的なメッセージを出すことは残念」と話した。

　選手の中で騒動の影響は現時点ではないようだが、「処分によっては変わってくるかもしれない」（石丸監督）と、まずは処分の決定を見守るしかないのが現状のようだ。

　起こってしまった事実はもう変わらない。大事なのはこれからどう改め、どう変わっていくかだ。しっかりと反省をした上で「愛媛に関わる一人ひとりがいま一度考え直すきっかけにしていきたい」（吉村）、「これが新しいモノを発見するきっかけになれば」（石丸監督）と、今回の問題を糧にしていくことがクラブとしての成長につながるはずだ。