2日、柏の強化責任者である吉田達磨ダイレクターが、去就に注目の集まるレアンドロ・ドミンゲスの状況について口を開いた。
各媒体で様々な移籍報道がされていることを問われると、その一部を認めて、「(練習不参加は)無断欠席ではない」と繰り返し発言。そして、「彼にはその義務がないから」と理由を明かした。
“練習に参加する義務がなかった”ということは、つまり報道されていたように練習へ不参加だった10日付近に契約が解除されていたと、暗に認めたということだ。レアンドロ・ドミンゲスは練習をボイコットしていたわけではなかった。話し合いの場を持った末の結果だという。
吉田ダイレクターは発言の意図について、「彼の名誉のため」と言った。その話しぶりからは、“無断欠席”というマイナスイメージをレアンドロ・ドミンゲスのために取り払おうとする様子がうかがえる。
契約の途中解除ということで、金銭面など、解決しなければならない問題もあるようで、現在は様々な調整が行われているという。かつてのキングは柏の選手ではなくなったが、今後の去就には注目したい。
一方、チームの状況は、ここにきて2連勝と好調。順位も6位まで浮上させてきており、明日の鹿島戦に向けても、前向きな雰囲気で練習は行われている。
(柏担当 石原 遼一)
2014/05/02 18:06