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　前節・磐田戦で各メディアから高評価を受けた岡村和哉。その試合の裏では北野誠監督と岡村のほほえましいエピソードがあったという。

　岡村は試合中、給水に行くタイミングで北野監督に「おかーー！」と呼ばれた。怒られるのか？ と恐る恐る近付く岡村。すると、北野監督は「口元にネギが付いてるぞ！」と指摘したという。そして、指揮官はさらに追い打ちをかけるように、「あっ、ひげか」と唐突なボケを繰り出した。

　岡村は指揮官の突然のボケにたじろいだものの、笑顔で対応。しかし、今度は「試合中に笑顔で歯を見せるなー」という北野監督の厳しい突っ込みが入った。「笑っていいのか、笑ってはいけないのか悩んだ（笑）。でも、（監督とのやり取りによって）スッと力が抜けてスムーズにプレーができた」と岡村はそのときの一部始終を振り返る。彼の好パフォーマンスの裏には、指揮官なりの配慮があった。

　練習中は大きな声で指示を出す北野監督だが、いつもユーモアあふれる発言で記者も楽しませてくれる。この空気感が讃岐の良さであり、2連敗中ながらチームの雰囲気は非常に前向きだ。

　今節の大分戦に向けて準備万端。J2初の勝ち点3を目指してチームは前進している。