青木拓矢が浦和へと移籍し、ダブルボランチの一角が空席となった大宮。その中で先発奪取に向けてアピールを続けているのが、片岡洋介だ。ここ最近は専らCBでプレーしてきたが、今季はここまでボランチで起用されている。
「久しぶりにボランチをやっているので、正直まだ慣れていないところもある」という片岡だが、ピッチ上では守備はもちろん、精力的なランニングによって攻撃にダイナミズムを生み出す役割も果たしている。
ただ、片岡も大熊監督に求められるモノはまだ消化し切れていないのは事実。13日もパス出し後の動きについて直接指導を受ける場面もあった。それでも、片岡は「監督はその都度、気になったことを言ってくれるので、この歳になっても毎日勉強になる。一つひとつ覚えることが多いと感じながらやっている」と前向きに捉えながら取り組んでいる。
大熊監督が重視する「本質=球際や運動量」に関しては、片岡は水準以上のモノを備えている。さらなる進化を遂げ、レギュラーポジションを射止めたい。(文・片村 光博/写真・徳丸 篤史)
(BLOGOLA編集部)
2014/02/13 23:28