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　ベンチから、いつもピッチに立つ選手を鼓舞し、点を挙げれば真っ先に喜び、チームが勝利そすれば誰よりも笑顔を見せる松本拓也。しかし、ここまで22試合を消化したが、出場が2試合であることを問いかけると「自分の実力不足。もっと意識を高めないといけない」と、彼らしい真っ直ぐな答えが返って来た。

　チーム状態について松本拓は「ここ3試合（1勝2敗）は、良いときにできていたことができなくなっている。悪い状態に戻りつつある。成功体験を得たんだから、そこをもう一度気づき直せるように、チーム全体の問題として、取り組まないといけない」と、ベンチからでも、ピッチに立つメンバーと同じように戦ってきたからこそ、現状の問題を指摘する。

　もちろん本人も、ベンチを温め続ける気はない。「チームが、もっともっとまとまるようには心掛けている。もちろん、試合に出る準備もできている。順位と一緒で、下を向いていても仕方ない。これからも上を見て戦う」。そう言うと、笑顔で練習場を後にした。

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