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　今節、相まみえる広島と言えば昨季のリーグ覇者だが、昨年の名古屋が一度も白星を手にすることができなかった相手でもある。2度の対戦でいずれもロスタイムに被弾しドロー、もしくは黒星を喫した苦過ぎる記憶は、名古屋の誰もが覚えている。

　囲み取材に応じた楢崎正剛は「今日はノーコメンテーターに変身させて頂きます」と笑ったが、昨季の広島戦について問われると表情を変え、「（ロスタイムの失点は）2回も繰り返しているから、もうじゅうぶん。今回もそういう展開になるか分からないけど、もう負けはいらない。次の試合は結果にこだわらないといけない」とチームの思いを代弁した。

　名古屋は公式戦8試合負けなしから一転、リーグ第7節・FC東京戦とナビスコカップ予選第5節・鹿島戦に敗れて2連敗中。今節は、鹿島戦を休養した田中マルクス闘莉王とジョシュア・ケネディも出陣するだけに必勝態勢だ。絶対に負けるわけにはいかない。